昭和40年代の当目黒シネマの前身「目黒ライオン座」と「目黒金龍座」の全景です。

2館がオープンしたのは昭和30年(1955)。「目黒ライオン座」は、TYチェーン(東宝洋画系のロードショー館)として、「目黒金龍座」は、成人映画OPチェーン(R18のピンク映画)として、地元・近隣の皆様のご愛顧を受けていました。

目黒ライオン座
目黒ライオン座

今現在の目黒西口ビルは昭和50年(1975)に完成。それと同時に「目黒ライオン座」と「目黒金龍座」が無くなり、同年に現・目黒シネマの場所に「目黒オークラ」がオープンしました。

当時はピンク映画3本立てを上映。その数年後に「目黒シネマ」となり、名画座の歴史が始まりました。

権之助坂

権之助坂

※昭和30年代の権之助商店街です(現在の下り車線側)。手前のおじさんは仕事中でしょうか?走っているのはトヨペット・クラウンですね。ダイハツ・ミゼットが路肩に停められています。通りの右側にはまだ古い建物が残っていて、非常に趣がある風景になっていますね。

ニッポンビール

※昭和30年中頃の目黒駅から恵比寿方向を望む風景です。ビール工場がまだ健在しています。「ニッポンビール」とは、現在のサッポロビールの前身会社です。山手線が、うぐいす色の電車が導入される前の茶色の電車ですね。旧国鉄の茶色の電車は、山手線での引退後は横浜線や南武線、青梅線などで引き続き活躍していました。

ニッポンビール